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社長の時給は5000円!

      2015/05/11

経営者の時給は5000円です。

ご存知でしたか?

経営者C:「あげるさん、今月は自分が結構、現場に入ったので、利益がこんなにも残りました!」
あげる:「すごいですね!従来と比較してどれぐらい変わりますか?」
経営者C:「20万円ちょっとですね!」
あげる:「それでCさんは何時間現場で働かれたのですか?」
経営者C:「そうですね。正確にはわかりませんが、170時間くらいは働いたと思います!」
あげる:「えっ!?ちょっと待ってくださいね。」
カタカタカタカタ(電卓を弾く音)
あげる:「時給1200円弱ですか!?それはまずいですよ!」
経営者C:「えっ!?」

経営者の方が、現場に入れば確かに利益は増え、経営者の懐に残るお金も増えます。しかし、時給1200円では割りに合いません。

利益が増えたからいいじゃないかと思われるかもしれませんが、経営者の本業は現場に入って利益を増やすことではありません。本来ならもっと莫大な利益を生み出さなければならないのです。つまり、経営者が170時間労働したのであれば、80万以上の生産性のある業務をこなさなければならないのです。それを目先の利益に走ってしまうと本来の責務を見失ってしまいます。
もし、一生現場に入りながら店長兼経営者として生計を立てていくのであれば、問題ないかもしれません。しかし、行く行くは現場を離れ社長業をやっていこうとお考えでしたら、その考えは大変危険ですので考え直してください。

<strong>経営者には常に経営者にしかできない仕事があります。</strong>それは、経営計画の立案、社内環境の整備、資金調達、出店計画、価格交渉、仕組みやシステムの導入。。。挙げだすとキリがないぐらいに社長業務は存在しています。
例えば、仕入れ価格を全体で5%と下げることができればどうでしょう?仮に300万円の売上でしたら15万円の余剰利益が生まれることになります。170時間費やして得た20万円の利益はその月限定のものです。しかし、仕入価格交渉により得た15万円の利益は継続的に入ってきます。
このように本来社長業務は会社に多大なる利益を生み出さなければならないのです。限られた時間を現場に費やすのは時間を浪費していることに値します。

現場の業務に逃げてはいけません!

よく時間は全ての人に平等だと言われますが、私はこのフレーズに疑問を抱いています。
「果たして本当に平等だろうか?」と
確かに時間が経過するスピードや人それぞれに与えられた時間は平等です。しかし、自由に使える時間やその使い方、そして、そこからえられる対価としての金額は人それぞれ違います。時給1000円のコンビニ店員はどれだけ人より働いても得られるお金は1日24000円が限界です。一方で、1億円を持ったウォール街の投資家は30分で1000万円以上稼ぐことができます。もしくは、どこでも自由に仕事をできる私のようなコンサルタントと片道1時間以上かけて通勤しなければならないサラリーマンとでは果たして時間は平等でしょうか?

社長業も同様です。現場に入ってしまうと生み出せるお金の限界値を大幅に下げてしまいます。

もう一度言います!

社長の時給は5000円以上です!

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