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飲食店の経費について

      2015/04/30

今回は飲食店の経費についてお話しします。

最も基本的なことですので、すでにご存じの方は飛ばしてください。

飲食店で売上の次に大事なのが利益です。
利益は以下の計算式で表すことが出来ます。

利益=売上-費用

売上から費用を引いて残ったお金が利益です。
そして、費用はさらに変動費と固定費に分けることが出来ます。

費用=固定費+変動費

固定費とは単純に、お店をオープンしなくても絶対に発生する毎月の決まった費用の事です。
お店の家賃や社員の給与などが固定費です。
一方の変動費には、アルバイトの人件費や仕入原価などがあります。
アルバイトの方が働いた時間数や仕入れた量により変動する性質のある費用です。

一般的に固定費はそれ自体を変えることは難しいため、変動費をうまくコントロールすることでお店や会社の利益を最大化します。しかし、利益追求のためにムリに変動費を削ってしまうと、お客様の満足度の低下に繋がることもあるので注意が必要です。お客様の満足度が低下してしまうと売上そのものが下がってしまう可能性があります。
ですから、あくまでも適正経費によるお店の経営を目標にしお店を運営しなければなりません。

飲食店の適正経費は売上に対して
家賃:7%〜10%
原価:30%〜35%
人件費:27%〜30%
水光熱費:7%前後
が望ましいとされています。

上記に上げた経費を私は飲食店における4大経費と呼んでおり、売上の経費や費用の半分以上を占めています。
今回の数字は個人の飲食店に当てはめた数字です。そのため業態や経営する店舗数により多少異なりますが、基本的には原価+人件費、いわゆるFLコストを60%以下に抑えなければ満足のいく利益は出しにくいでしょう。

お店の利益をもっと増やしたいと考えている経営者様、是非一度お店の経費や費用を見直されては如何でしょうか?
1%でも下げることが出来れば、それは大きな利益を生むことになります。
200万円の売上の場合2万円の利益増が見込めるということです。
毎月利益が2万円も多く残ると考えると、かなり大きいことではないでしょうか。

 - 飲食店の利益を上げる方法

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