売上が上がるメニュー表づくりのポイント
飲食店のメニュー表を作る上で、どういうメニュー表がいいのか悩みますよね。今回はメニュー表製作において知らないと損をする、メニュー表製作のポイントについてお話しします。
最近インターネット等で検索していると驚きなのが、メニュー製作業者さんの多さです!
今では、印刷会社でさえメニュー表を作るという時代になりました。
多すぎてより一層悩んでしまいそうです。
写真を多く使用した方がいいのか、文字だけのメニュー表の方がいいのか、手書きのメニュー表がいいのか、ブックタイプのメニュー表がいいのか、一枚もののメニュー表がいいのか、考え出すときりがないと思います。
実は、<b>どういうメニュー表が最もいいのかは、決まっていないのです。
例 えば一枚もののメニュー表は一目ですべてのメニューが見れるため、非常に賑やかに感じる反面少し安っぽくもあります。ブックメニューは重厚感や、高級感を 演出することが出来ます。写真を多く使用することで、お客様に安心感を提供することが出来ますが、いまいち楽しみにかけます。しかし、文字だけのメニュー 表の場合、お客様の想像力をうまく利用し、想像以上のものを提供することで、感動してもらうことさえ可能です。
など、メニュー表にはそれぞれに特徴があるため、一概にどのメニュー表が最も優れているかを決めることはできません。
そこで重要となってくるのがお店のコンセプトです。
具体的にはどのような利用動機を持ったターゲットにどういうものを提供したいのかです。
客単価はいくらですか?
落ち着いたお店の雰囲気ですか?
賑やかなお店でしょうか?
女性客メインですか、それとも男性客の方が多いですか?
などなど、集客したいお客様や、その来店動機に合わせてメニュー表を作ることで、メニュー表の効果を最大化することができます!
し かし、デザイナーやその他の業者さんにメニュー表の企画やデザインをすべて委ねてしまうと、おしゃれだけど中身のないメニュー表ができ上がってしまいま す。デザイナーは”見た目”という観点からは非常に優れたメニュー表を作る技術を持っています。しかし、コンセプトが欠落していることが多いのです。
そのため、本来のメニュー表としての力を発揮することなく、ただ品揃えを表記するためだけのものに成り下がってしまいます。
これが、今一般的に起きてしまっている現象です!
私には少し飲食店の経営者様がメニュー表を軽視しているようにさえ感じれます。
以前、このブログでもお話ししたことがありますが、本来メニュー表とはお店の営業マンです。
優れたメニュー表は、商品を売り込むことに長けているセールスマン同様に、お客様に商品を進めてくれます。
「うちのお店のウリは焼鳥です!」
「その中でもつくねは絶品です!全てその日の朝仕込んだものを専門の焼き師が焼き上げています!
つくねは必ずタレ焼でお召し上がりください!」
「当店のタレは、20年間注ぎ足し続けている店頭のタレを使用しています!」
と語り掛けてくれるメニュー表と
「つくね180円 2本から」
とだけ表記されているメニュー表とでは、どちらのつくねを頼まれるでしょうか?
おそらく前者のメニュー表でしょう!
私がコンサルティングを通じてご提案しているメニュー表は全て前者のメニュー表です。
こういうメニュー表を作ることでほとんどの場合、お店の狙い通りの商品が注文されます!
おいしい商品ばかりを注文するお客様は、きっとまたお店に来てくれます。
さらに、誰かにお店を紹介するなどの口コミも発生し、結果的にお店の売上アップにも繋がります。
そして、メニュー表にはサービススタッフよりも優れた点があります!
それは、スタッフの方がお勧めした場合、人によっては押し売りされたと感じてしまうお客様もいます。
しかし、メニュー表を通じて勧められた商品は、一見お客様自身が選んだように感じますので、その商品に対する抵抗が少ないはずです。
お客さんA:「このつくね、おいしそうだなー。」
お客さんB:「ほんとだね!頼もうよ!」
お客さんA:「一応お店のオススメ聞いてみるよ。」「すいませーん!」
スタッフ:「はい!お客様!」
お客さんA:「お店のオススメ商品はどれですか?」
スタッフ:「うちは何といってもつくねがオススメですね!」
お客さんA:「やっぱり!だっておいしそうだもん!」
お客さんA:「やっぱり、俺は正しかった。」
という風にお客様が正しい選択をしたという自信から、その場は明るく楽しいものとなります。
楽しくなることでドーパミンが脳内に分泌され、食べる商品をより一層美味しいとものと変えてくれます!
最後にもう一度だけお伝えします!
メニュー表とはお客様皆さまをお勧めしたい商品へと導く一つの販促ツールです!
今、目の前にあるメニュー表は、わかりやすく商品へと導いてくれているでしょうか?
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