商品粗利ミックスを活用したメニュー企画・開発コンサルティング事例
商品構成を少し変えただけで、原価率が10％減！利益率が劇的に改善！
ホルモン店の原価率が45％で推移していたお店の原価率を低減するため、粗利ミックスの原理を用いた例です。
このお店ではA4ランク以上の牛ホルモンを使用していたため仕入率がもともと高くこのような現象を生み出していました。単純に仕入率を下げるために品質を落とせば即顧客満足度の低下に繋がってしまうため、高粗利商品を多く導入することにしました。メインの牛ホルモンは仕入額が高いため、まずは、豚ホルモンの商品化から始めました。原価率20％以下の豚ホルモンをホルモン全体の20％導入し、おすすめサイドメニューで高粗利商品の導入、ドリンクメニューの全体的な値上げを実施しました。
このままだと、お客様の満足度が下がってしまう可能性が少しあるため、お客様が本来求めている牛ホルモンのボリュームを上げ、ウリの商品をさらに洗練することで補いました。すると、お客様の満足度はむしろ上がり、さらに豚ホルモンやサイドメニューが名物化したことで牛ホルモンの原価を吸収することができ、お店全体の原価率を10％下げることに繋がりました。
POP広告で一番商品化を達成した販促支援コンサルティング事例
商品の提供方法を変更しPOPを設置したことで、お店の名物商品に変貌！
お客様がリピートしクチコミしたくなる商品を作りたい！そんな依頼から生まれた商品でした。
お伺い当時は郊外の海鮮がウリのなんでも食べられる総合居酒屋という感じのお店でした。社長様のご要望でもっと海鮮色を強めて行きたいとのことでしたが、問題は海鮮を使用した集客商品のインパクトが弱かったため、現状は焼鳥や唐揚げといった居酒屋の定番商品が出数の上位に来てしまっていたのです。それを改善すべくまずは、中でも出数が多かった刺身の盛り合わせと釜飯に着目しました。こちらの2品さえブラシュアップできれば売上アップに繋がると考え、まずは2品のボリュームを大幅に増やしました。そして、それらの商品の仕入や作り方をPOPや看板などで店頭・店内で大々的に宣伝して行きました。
すると徐々にこの2品の注文数が増え始め、名物化して行きました。結果、この商品を求めるお客様や口コミが発生したことから全体的な客数増に繋がりお店全体の売上アップにもつながりました。
メニュー表リニューアルで顧客満足度をアップしたメニュー企画・開発コンサルティング事例
メニュー表を新たに作成したことでリピーター増に繋がった！
メニュー表には、必ずストーリーが必要です。
メニュー表が「まずは、A商品を食べてから次にB商品を食べ、最後にC商品で締めてください。」と語りかけてくるものが好ましいです。本当に優れたメニュー表はお店の営業マン以上に効果を発揮してくれます。私がお伺いした鳥料理店では、すごくデザイン性に優れたメニュー表を使用されていました。しかし、厳しい言い方をするとデザインがいいだけのメニュー表でした。これではお客様にお店の本当の良さを伝えることはできないと危機感を感じた私は、すぐにメニュー表を大幅にモデルチェンジする提案をしました。
お客様の目線の動きを考え、売りたいものが売れるように配置を変更したところ、まさに思い通りの結果につながりました。お客様がお店のおすすめ料理に必ず辿り着くため、顧客満足度は大幅に上昇、メニュー表を変更しただけでお店の売上アップにも繋げることができました。
アンケートを通じて固定客増に繋げた販促支援コンサルティング事例
アンケート内容を変更したら、顧客満足度が大幅に上昇！
アンケートもリピーター作りにとても効果的な販促方法の一つです。
以前、ラーメン店にお伺いした時にアンケートを拝見すると、目的が明確になっていないアンケートを使用されていることがありました。お客様の声を聞きたいのか？顧客名簿を集めたいのか？あるいは、満足度を高めたいのか？がわからないアンケート内容だったのです。社長様にお伺いすると、他の店舗で似たようなアンケートを実施していたのでうちでも取り入れたとのことでした。アンケートにはいくつか種類が存在しますが、現状リピーター数が伸び悩んでいたため、今回は固定客増に繋がるアンケートを企画しました。
固定客化に繋がるアンケートのポイントはお客様の回答を誘導するところにあります。これは質問内容や回答をしっかりと計算すると簡単にできます。つまり、ほとんどのお客様がお店の狙った回答をしてくれるように誘導することが可能なのです。これによりお客様はお店の良い印象だけを持って帰ってくれるため、お店に対する満足度が大幅に上がります。
今回の事例でも、アンケートを導入してから「おいしかったよ」という声が圧倒的に増え、リピーター増に繋がりました。お客様の来店回数が増えたことで売上アップにも繋げることが出来ました。
お客様の声POPでリピーターアップに繋げた販促支援コンサルティング事例
お客様の声を集めたら、お店のファンが増えた！
お客様の生の声は信憑性が高く、ファン作りにも効果的です。
ある日、通常通りある会社のコンサルティングを実施していると、スタッフからもっとリピーターに繋がる方法はないのかという質問を頂きました。そこで、まだ実施していなかった、アンケートの“お客様の声”を店内で貼り出すことにしました。一か所の壁面全面を“お客様の声”で埋め尽くしたところ、その壁面をじっくりと読む人が多く現れました。すると、なんとアンケートを記入するお客様が増えたのです。これは、他の“お客様の声”に共感したり、自分の声も載せたい、などとお客様が感じたために起きた現象です。さらに新しい“お客様の声”をどんどん追加していくと、同じ現象が倍の量になって増えていきました。そしてついに、自分のコメントも載っていないかと探しだすお客様さえ現れ、載っていることを発見すると喜ぶお客様が現れました。
お客様は、お店から自分の存在を認めてもらえたように感じ、さらにお店の事を好きになってくれたのです。このようにお店とお客様の関係性を高めることで、お店に対する親近感が深まりファン層に繋げることができたのです。結果的にも売上アップや安定したお店の運営に繋げることが出来ました。