”今後客”がお店の売上を上げる!!
2015/05/11
入店前のお客様は大きく2通りのタイプに分類することが出来ます。
それは、”今客”と”今後客”です。
”今客”とは、今まさに飲食しようとお店を探している人たちの事です。
そして、”今後客”とは、今日はお店を利用することはないが、今後お店を利用する可能性のある、その飲食店の地域に生活圏を持つ方々の事です。
本来お店は、どちらのお客様を集客するべきなのでしょうか?
それは、タイトルにもあるように”今後客”がお店の売上に最も貢献してくれます!
何故かというと?
まず一つ目が今から今日の売上を何とかしようと考えてもすでに手遅れだからです!
そして、二つ目が”今客”を集客をしようとすると一緒に求めざるお客様を集客することになるからです!
今日の売上は数か月前に実施したことが結果として数字に表れているのにすぎません。
そして、求めざるお客様とはコンセプトに共感していないお客様です。
つまり、お店の良さに気付くことなく入店してしまったお客様の事です。
もし皆さまなら今現在の売上を上げようと考えた場合どのような行動をとりますか?
チラシを配って呼び込みをする方、チラシは配らずに呼び込みをする方、常連さんや知り合いにに電話してきてもらう方、客単価を上げようとオススメを強化する方、など様々な手法を取られる方がいらっしゃると思います。
しかし、そこにはある共通点があります!
それは、お店側からどうか来てください(注文してください)とお願いしてしまっているという事実です。
そのため、お客様は来てあげたという感覚になりがちです。お店のメニューや内外装の雰囲気に魅せられて、自ら入店していないため、心理的に何かを求めてしまいます。つまり、通常のサービスだと満足しない可能性があります。
チラシ配りが最もわかりやすいと思います。
「2名様ですか?クーポンありますので、如何ですか?」は
「安くするので、どうかお店に来てください。」ともとれるわけです!
これでは、安くなるなら行ってもいいよ!とお客様が感じるだけです。
つまり、お客様は安さにしか共感していないということです。
仮にお店の事を気に入ったとしても、次回来店したときは前回よりも割引分高いため、同じ満足度を得ることは難しくなります。
今日の売上のために”今客”を集客することはその場しのぎにすぎません。
お店は長期にわたって存続させ続けなければなりません。
そのためにも、重要なのが”今後客”を集客するための仕掛けづくりです!
では、”今後客”はどのように集客すればいいのでしょうか?
それは簡単なことです。
経営者様がお店を開業当初に抱いたお店に対する想いをお客様に伝えることです。
皆さまは本当に素晴らしい考えをもってお店を開業されたと思います。それが、売上や利益を追求するばかりに見失ってしまっているのです。それでは、お店の本当の良さは伝わりません。
お店の売上アップは、その想いをお店全体で表現して初めて実現可能なのです。
具体的には、社長の想いを核とし、お店のコンセプトを作り上げお店全体で表現します。
店頭、店内、接客スタイル、商品構成、照明、文字の雰囲気、メニュー表、POPなどありとあらゆるところにコンセプトを反映させます。
35歳のサラリーマンが1人でも気軽に入れる、お手軽な焼鳥店という想いを持ってお店を開業したのであれば
お店をその雰囲気にしなければなりません!
例えば、木を多く用いた大衆的な店構えにし、看板では最も安い焼鳥の値段をうたい(一本80円〜)、メニュー表は写真を多用するのではなく手書きのものを使用するなどの演出を用いて、想いを形に変える必要があります。
これにより、お手軽感のある焼鳥店を好む通行人が、今度このお店を利用しようと思い、実際に来店してくれます。
次第にお店は経営者様の想いに共感するお客様でいっぱいになります。
すると不思議とその賑わいに引き寄せられ、今お店を探している方が入店してくるのです。
そうです!この方法により”今後客”と”今客”を同時に集客することが出来るのです!
繁盛店はいつでも、”今後客”を集客しています!
だから、お店は常に予約でいっぱいでお客様で溢れています。その人によってできた賑わいがお店に良循環を生み出します。
どんなお店でも、経営者様の想いを形にすることで売上は上がります!
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